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ラブくま通信 9/26号

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移住者紹介/明瀬智博さん

自分が遊ばせてもらった海だからこそ きっかけとなった“釣り”で地域を盛り上げたい!

明瀬智博さん/上天草市在住
明瀬智博さん/上天草市在住

後継者不足を自分事に捉えたことで移住を決意

 熊本県西部に位置し、海に囲まれた天草地域の玄関口ともなっている上天草市。2021年に同市の地域おこし協力隊として兵庫県から移住した明瀬智博さん(熊本市出身)は、釣り好きの父親の影響で幼い頃から海に親しみ、上天草市にも頻繁に訪れていました。

 「天草の海でたくさん遊ばせてもらい、ここで育ったと言っても過言ではありません(笑)」と明瀬さん。大学卒業後は、産業機器メーカーに就職し、全国各地の支店や工場で勤務する傍ら、熊本に帰省した際には、度々上天草市を訪れて釣りを楽しんでいました。ある時、なじみの遊漁船の船長から「後継者がいない」との話を聞き、「自分の好きな釣りに関わる仕事でも後継者不足が深刻なのか」とショックを受けました。

 そこから、「他県で頑張るのもいいが、生まれ育った熊本のために何かできないか」と考え始めた明瀬さんは、次第に地域おこしやまちづくりに興味を持つように。その矢先に同市の地域おこし協力隊募集を知りました。募集では、釣りに特化した地域活性化がミッションとして掲げられており、「自分が大好きな上天草に恩返しができる」と移住を決意し応募。釣りを軸としたブルーツーリズム推進委員会(以下、BT推進委員会)のコーディネーターとして広報活動を担当し、釣りイベントの企画やテレビの釣り番組への情報提供などに奔走しています。

 移住先での住まいの条件は、「敷地内に広い駐車スペースがあること」「釣りから帰ってからの道具の清掃などがしやすいよう屋外にも水栓があること」。そうした条件に合致して見つけた住まいには広い台所もあり、魚をさばくのにも便利です。「移住して以降、近所の皆さんが『元気ね』『ちゃんと寝とるね』と気に掛けてくださるのがありがたく、恵まれていると感じます」。

住まいは、築35年・2DKで家賃3万2千円。古民家なので湿気対策が欠かせないそう。それを除けば、一人暮らしに十分な快適さです
住まいは、築35年・2DKで家賃3万2千円。古民家なので湿気対策が欠かせないそう。それを除けば、一人暮らしに十分な快適さです
自宅には貸出用も含め、釣り道具がたくさん。海にごみを出さないために木製ルアーの開発にも独自で取り組んでいます
自宅には貸出用も含め、釣り道具がたくさん。海にごみを出さないために木製ルアーの開発にも独自で取り組んでいます

天草の海が持つ価値をもっと高めたい

 年間を通して多くの釣り人が訪れる上天草市。その一方で、その釣り人たちが残していったゴミや、釣り針や糸の海中への残留、海岸に流れ着くプラスチックゴミなど、海洋と周辺環境の悪化も進んでいます。そのことに心を痛めていた明瀬さんは、「自然に遊ばせてもらっているからこそ、自然を大事にしたい」との思いから、魚釣りとゴミ拾いを組み合わせたイベントをBT推進委員会主催で実施するなど、海の清掃活動にも力を入れています。

定期的にBT推進委員会のメンバーや有志による海の清掃活動も実施
定期的にBT推進委員会のメンバーや有志による海の清掃活動も実施

 「上天草市は、海、山、川のほかに島もあり、とても自然豊か。また、全国的に見てもこれほど穏やかな海は珍しい。マダイが一年中獲れたり、京都で高級料理として振る舞われるハモが天草産だったりと、多くの価値と可能性を持っている上天草市をもっと多くの人に知ってもらい、地域を盛り上げたい」と熱く語ります。地域おこし協力隊としての任期は、残り約1年。任期中に「BT推進委員会の一員として、釣り人と地域の宿泊施設や飲食店、鮮魚店、遊漁船をつなぐ滞在型のツアーを構築したい」との目標も持っています。

「海の中もきれいにしたい」との思いからダイビングにも挑戦。海中のゴミの中にタコが住み着いているのを目にしてショックを受けたことも
「海の中もきれいにしたい」との思いからダイビングにも挑戦。海中のゴミの中にタコが住み着いているのを目にしてショックを受けたことも
海の魅力を感じ、釣りを始めるきっかけづくりになればと、子どもも参加できる「釣りの学校」を主催。天草の海の生き物や釣りの仕掛け作りの学習、釣りの実践や魚の観察・実食も行う充実した内容
海の魅力を感じ、釣りを始めるきっかけづくりになればと、子どもも参加できる「釣りの学校」を主催。天草の海の生き物や釣りの仕掛け作りの学習、釣りの実践や魚の観察・実食も行う充実した内容

移住関連情報

10月28日(土)開催決定!熊本移住祭!~秋の陣~

10月28日(土)開催決定!熊本移住祭!~秋の陣~

 今年度、県主催最大規模の移住祭!
熊本の楽しい!新しい!と出会える対面型イベント。
熊本をもっともっと知りたい方、熊本をちょっと知りたい方も楽しんでいただける移住祭です!
当日は魅力満載のコンテンツで、県内24の市町村担当者と共に、皆様の参加をお待ちしております!
開催内容、事前エントリーについては『熊本移住祭~秋の陣~』特設サイトよりご確認の上、お申し込みください。

https://kumamoto-iju.net/2023ijufes

こぎゃんよかとこ!くまもと暮らし

こぎゃんよかとこ!くまもと暮らし

 熊本ファン拡大イベント「こぎゃんよかとこ!くまもと暮らし」(全3回)を開催します!
第1回目となる10月15日(日)は、「有機農業全国№1のまち」であり、近世最大級の石造アーチとされる「通潤橋」の国宝指定でも話題となっている熊本県山都町から、先輩移住者を招いて、山都町での暮らしや移住の魅力をお伝えします!

参加費は無料ですので、お気軽にお申込みください。
詳細・お申込みについては下記特設サイトから↓↓↓
https://www.fukuoka-navi.jp/259711

県内のニュース(熊本日日新聞より)

モンブランパフェにクリカステラ 「球磨栗」使用のスイーツやパン
熊本・人吉球磨地方でフェア 10月15日まで

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熊本・人吉球磨地方でフェア 10月15日まで

 熊本県の「球磨栗」を使ったスイーツやパンを味わうことができる「くまろんフェア2023」が、人吉球磨地方の菓子店など28店舗で開かれています。10月15日まで。

https://kumanichi.com/articles/1176091

エイの形の和風パイ、熊本・宇城市不知火町の洋菓子店が商品化
「巨大なエイに乗って現れた神」 地元神社の古事ちなみ

 熊本県宇城市不知火町の洋菓子店「亜湖の木」が、永尾剱[えいのおつるぎ]神社(同町)の古事にちなんで商品化した「エイパイ」が完成しました。エイの形をしたしょうゆ風味のユニークな菓子で、新たな土産ものになりそうです。

https://kumanichi.com/articles/1176089

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※画像はサンプル画像です。実際の賞品とは異なる場合があります。

 今月の賞品は、森からし蓮根から「からし蓮根とからし蓮根風味チップスの詰合せ」(5000円相当×3名様)をプレゼント!
こちらはLINE公式アカウントのリッチメニューからご応募ください!
※8月の特産品プレゼントは締め切りました。当選者の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。

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