ラブくま通信 3/26号

目次

移住者紹介/宮海彦さん

元シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマー・宮海彦さん/菊池市在住

自分がありのままでいられる場所。“農業×エンタメ”で地域の魅力を発信したい!

体操競技を経て世界最高峰のパフォーマンス集団へ

日本有数の米どころとして知られ、農畜産業が盛んな菊池市。熊本市にも隣接し、利便性も高いことから、近年、移住者が増加しています。そんな菊池市に心惹かれ移住したのが、世界的パフォーマンス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の一員として活躍していた宮海彦さん(東京都出身)です。

幼少の頃から体を動かすのが好きだった宮さんは、4歳の頃からさまざまなスポーツに取り組みはじめました。中でも体操にのめり込み、インターハイ種目別優勝や全日本ジュニア種目別2種目優勝など、注目を集める選手でした。しかし、その後成績が伸び悩み、夢であった「オリンピック出場」を断念。それまで「体操一筋」の人生だった宮さんは、自尊心を失いかけました。

「体操以外でできることは何か」と自分に問い掛け、青年海外協力隊に挑戦。2004年からパナマに派遣され、体操指導を行いました。協力隊の任期終了後はアメリカでコーチとして活動していましたが、「まだ自分のスキルを出し切っていない。魅せることで人を喜ばせることができる」と一念発起し、「シルク・ドゥ・ソレイユ」の門を叩きました。入団してからの10年間で世界50都市以上を回り、パフォーマーとして世界中を熱狂させてきました。

体操経験を生かして肉体的にも精神的にもチャレンジしながら、世界中を旅できる「シルク・ドゥ・ソレイユ」は、「天職だった」と宮さん(写真右)。人気演目「トーテム」のメインロゴキャラクターにも抜擢され、チームキャプテンやコーチも兼任しました
体操経験を生かして肉体的にも精神的にもチャレンジしながら、世界中を旅できる「シルク・ドゥ・ソレイユ」は、「天職だった」と宮さん(写真右)。人気演目「トーテム」のメインロゴキャラクターにも抜擢され、チームキャプテンやコーチも兼任しました
青年海外協力隊に参加し、行動力が身に付いたそう。当時の経験が、現在の宮さんを突き動かす原動力になっています
青年海外協力隊に参加し、行動力が身に付いたそう。当時の経験が、現在の宮さんを突き動かす原動力になっています

海外での経験が移住のきっかけに

退団後も海外に残り舞台俳優として活躍していた矢先の2020年、世界中がコロナ禍に突入して舞台もキャンセルとなったため帰国を余儀なくされました。日本に戻って今後を考えていた時に思い出したのが、青年海外協力隊で赴任したパナマで、電気やガスもない場所で自給自足の生活を営んでいた人たちのこと。「私たちから見たら不便でも、彼らは心豊かに生活していました」。農業や環境問題にも関心があった宮さんは、「今一度、日本を見つめ直そう」との思いから、自転車で全国各地の農家を巡りながら日本を一周する旅に出ました。

その最中に立ち寄った菊池市で、無農薬や有機栽培の農業に魅了されました。さらに、「つながりの強いコミュニティや人々の温かさに心惹かれました。ここなら、自分の思い描いていたことがやれる」と、2022年に移住。俳優業の傍ら、農業とエンターテイメントを掛け合わせた“農タメ”を主宰しています。自宅近くの畑や提携先の農家で、ゴボウ抜き競争やジャガイモ植え体験などを定期的に実施。「遊びを通じて農業や環境問題に興味を持ってもらい、意識や価値観が変わるきっかけになれば。その上で菊池の魅力を伝えていきたい」と語ります。

移住を決めてすぐに、知人の紹介で見つけることができた1LDKの住まい
移住を決めてすぐに、知人の紹介で見つけることができた1LDKの住まい

「今の自分を動かしているのは、菊池地域が持つ本来の“良さ”」と話す宮さん。協力隊時代、赴任先のパナマの人々に「なぜ不便な地域から外に出ないのか?」と尋ねると、「山がある、海がある、太陽がある。これ以上、何が必要なのか?」と聞き返され、ハッとしたそうです。「同じように菊池には山や川、きれいな水があり、何より人の温かさがあります。人間は、ありのままであることが一番幸せ。数多くの国を見て回った中で、僕にとって菊池市ほどありのままでいられる場所はありません」。

月1回開催している「農タメ」。親子連れの参加者が多く、リピーターも増え、毎回大盛況
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「“バク転”ができること自体、健康な証拠。菊池を日本一バク転ができるまちにしたい!」と意気込み、バク転教室も定期的に実施
「“バク転”ができること自体、健康な証拠。菊池を日本一バク転ができるまちにしたい!」と意気込み、バク転教室も定期的に実施

※写真はイベント時の様子。教室は菊池市内の広場や屋内施設などで開催

移住関連情報

移住定住ポータルサイト「KUMAMOTO LIFE」リニューアル!

KUMAMOTO LIFE

熊本県では、本県で暮らすことの魅力や移住定住に関する施策の情報を提供するため、移住定住ポータルサイト「KUMAMOTO LIFE」を運用しています。

この度、同サイトの更なる利便性の向上を図るため、3月20日(祝・水)からサイトのリニューアルを行いましたのでお知らせします!

新しいサイトの特徴

  1. 見やすく分かりやすいサイトデザイン
    移住希望者が知りたい情報をジャンルごとに項目化(移住までのステップ、住まい情報、しごと情報、子育て情報等)
  2. 即時相談予約機能を搭載 ※大阪窓口、福岡窓口、熊本窓口のみ
    移住相談窓口への相談予約(オンライン・対面)をサイト内で受付
  3. 簡単3ステップでオススメ地域を診断
    立地条件、特徴、魅力に関する希望の条件を3つずつ選択すると、希望の条件に最も近い市町村を紹介

ポータルサイトURL:https://www.kumamoto-life.jp/

県内のニュース(熊本日日新聞より)

大津町、TSMC工場近くの町道を4車線化へ 渋滞対策で

大津町、TSMC工場近くの町道を4車線化へ 渋滞対策で
大津町、TSMC工場近くの町道を4車線化へ 渋滞対策で

大津町は15日、同町の翔陽高や大津支援学校北側を通る町道を拡幅する方針を明らかにしました。町道は、菊陽町の台湾積体電路製造(TSMC)新工場やセミコンテクノパークに近く、朝夕の交通渋滞が課題となっています。

https://kumanichi.com/articles/1357829

天草市独自の電子商品券アプリ、現金チャージOK マイナカードも決済可能に

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天草市は、市独自のスマートフォン用電子商品券アプリ「天草のさりー」に現金チャージ機能を追加し、25日から「地域通貨」として運用、マイナンバーカードでも現金チャージや支払いができるようにします。

https://kumanichi.com/articles/1357848

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