ラブくま通信 8/27号

目次

移住者紹介/上原ゆいさん・慶人さん

人の温かさと景観にひかれて家族で移住 支えてくれた町に夫婦で恩返しを!

上原慶人さん・ゆいさん夫妻/葦北郡津奈木町在住
上原慶人さん・ゆいさん夫妻/葦北郡津奈木町在住

「海も山もあるところがいい!」長男の一言がきっかけ

慶人さんとゆいさんは熊本県出身で、2014年に熊本で結婚後、北九州市に住んでいました。2人とも自然豊かな場所で育ったことから、子どもが成長する中で、自然が身近にあるところに移住したいと考えるようになりました。長男が小学校に入る年になった頃、「海も山もあるところがいい!」と言ったことをきっかけに、出身地でもある熊本を中心に移住先を検討。津奈木町が運営する移住体験施設「つなぎ暮らしお試し住宅」で生活体験ができたことや、空き家バンクを活用して家が見つかったことで、スムーズに移住が決まりました。充実した子育て支援制度があったことも大きな決め手となったそうです。

柑橘類の畑や棚田、海などを見渡せる自宅。築約27年、4LDK・45坪に、家族4人で暮らしています
柑橘類の畑や棚田、海などを見渡せる自宅。築約27年、4LDK・45坪に、家族4人で暮らしています
津奈木中学校では毎年、町の農家や婦人会の協力のもと、芦北地域の伝統的な漬物「寒漬け大根」作りを実施。ゆいさんも協力隊として、収穫から漬物作りまで一連の作業を手伝っています
津奈木中学校では毎年、町の農家や婦人会の協力のもと、芦北地域の伝統的な漬物「寒漬け大根」作りを実施。ゆいさんも協力隊として、収穫から漬物作りまで一連の作業を手伝っています

地域おこし協力隊として町の魅力をアピール

2021年に移住した翌年、二人は津奈木町の地域おこし協力隊として活動を始めました。ゆいさんは、自然環境に配慮した農業を推進する「つなぎFARM」プロジェクトの推進業務を担当。町内で栽培されるサラダ玉ねぎを化学調味料や保存料、着色料なしで作ったレトルトカレーや、津奈木町産の青パパイヤの認知度向上に努めています。慶人さんは真ガキやヒラメの養殖などの水産業の活性化に取り組み、小学校の旧校舎を欧風カキ小屋に改装した「つなぎオイスターバル」の周知や婚活イベントにも携わっています。

耕作放棄地対策として、2022年から町内で実証栽培されてきた青パパイヤ。ゆいさんは、青パパイヤの千切り冷凍の加工品開発にも携わりました
耕作放棄地対策として、2022年から町内で実証栽培されてきた青パパイヤ。ゆいさんは、青パパイヤの千切り冷凍の加工品開発にも携わりました
つなぎFARMの活動と津奈木の海産物の魅力を周知するため、町の食材を使ったイタリアンの試食会と、タイ・ハモのちくわ作りを開催。慶人さんも、ゆいさんと共に開催に尽力しました
つなぎFARMの活動と津奈木の海産物の魅力を周知するため、町の食材を使ったイタリアンの試食会と、タイ・ハモのちくわ作りを開催。慶人さんも、ゆいさんと共に開催に尽力しました

二人が感じた津奈木町の一番の魅力は、海や山に囲まれた温暖な気候の土地と地域の人々の温かさです。「移住前に何度か町を訪れ、地区の行事に参加した際、町の人々が温かく迎えてくれたことが、移住の決断を後押ししました」とゆいさん。また、「野菜の美味しさに改めて気が付いたり、町内に2~3カ所ある水源で水を汲んだり、ジビエのおすそ分けをもらったり、暮らしの一つ一つが大切に感じられ心豊かに暮らしています」と話します。

休日は、家族で山菜採りや海でSUPに興じるなど、自然を満喫しながら過ごしています
休日は、家族で山菜採りや海でSUPに興じるなど、自然を満喫しながら過ごしています

これからも津奈木町での生活を楽しみつつ、地域に貢献していきたいと考える慶人さんとゆいさん。「アートを活用した町づくりなど、住んでみて気が付いた魅力もたくさんあります。特産品である甘夏ミカンやデコポンなどの収穫イベントや漁業体験と観光を組み合わせた地域ツアーなど、町を身近に体感できる機会を町外の人たちにも提供したい。協力隊の任期が終わっても、自分たちを受け入れてくれた地元の皆さんに恩返しをしていくつもり」と笑顔で話します。

移住関連情報

《福岡開催》「くまもと LIFE FES in 福岡」の参加者募集中です!

くまもと LIFE FES in 福岡

9月8日(日)に福岡市内で、熊本県の自然豊かな環境と美味しい食が広がる暮らしをご紹介する「くまもと LIFE FES in 福岡」を開催いたします!
オープニングライブとして熊本県住みます芸人の「もっこすファイヤー」が出演!
市町村PRタイムでは、各市町村の魅力を担当者がプレゼン形式でお届けします! 気になる市町村を見つけてください!
会場内には市町村のブースがありますので、気になった市町村と交流することができます。
その他、市町村担当者が選ぶイチオシ品が当たるプレゼント抽選会も行われますので、ぜひ「くまもと LIFE FES in 福岡」にご参加ください!

日時2024年9月8日 (日) 13:30〜16:30
会場福岡ファッションビルFFBホールBホール(福岡市博多区博多駅前2丁目10-19 8階)
参加申込下記のURLから「くまもと LIFE FES in 福岡エントリーフォーム」に移動しますので、こちらにご入力をお願いします。
https://forms.zohopublic.com/sibire/form/KUMAFESin/formperma/39oysk5TSTdnWBpO7TOmyJRP3wVoIMp0NnhFpOvCJcI

【熊本県美里町】勢井阿蘇神社を舞台にした地域の公演イベント「GANJO~あごじゃひげん~」を開催します!

【熊本県美里町】勢井阿蘇神社を舞台にした地域の公演イベント「GANJO~あごじゃひげん~」を開催します!
勢井阿蘇神社

熊本県の県央に位置する美里町(みさとまち)の勢井阿蘇神社で、有志の音楽アーティストによる公演会「GANJO ~あごじゃひげん~」が9月29日(日)に開催されます。
この公演は、地域の発展と文化の継承を目指し、幅広い世代に向け、行動で示すことの大切さをエネルギッシュな演奏と共にお伝えすることを目的に新たに立ち上がったイベントです。
ぜひ、ご参加してみてはいかがでしょうか。

開催概要

日時2024年9月29日(日) 17:00~20:30
場所勢井阿蘇神社(熊本県下益城郡美里町大井早)
お問い合わせ先080-8582-2982(高田)
駐車場近隣に臨時駐車場200台分あり
※誘導員の指示に従って駐車をお願いします

入場無料

今回は発起人である高田大介さんから新たなイベントの立ち上げにかかる思いを紹介させていただきます。

髙田大介さん
高田大介さん

熊本県美里町には400年以上の歴史を持つ「願成祭」という、神社境内の農村舞台で行われる祭が継承されています。長年続いてきた願成祭はコロナで4年の断絶が起きました。地域の祭にとってのその時間は、あまりに残酷に、この伝統に大きなダメージを与えました。
 私にとってこの祭は、自分たちを愛情いっぱいに育んで頂いたゆりかごのような場所。地域の宝物である、この勢井宮の舞台で祭をやることで「文化の火を灯すこと」が大切なことだと思うのです。
 できない理由を探すより、まずは若者が動くこと、恩返しをしていくこと。そんな衝動で開催する公演です。

このGANJOで願うのは、

  • 東砥用に光を:東砥用の未来に希望を灯し、地域の発展を支援します。
  • 収穫祈願と五穀豊穣:農業の繁栄を祈り、今年の豊作を祝います。
  • 勢井宮復興:勢井宮の復興を支援し、地域の文化財を守ります。
  • 地域サポート: 持続可能な地域社会の発展を促します。
  • 祭りの継続:伝統を守り、次世代に継承するために祭りを続けていきます。

GANJOを通じて地域の絆を強化し、未来への希望を育むことを目指しています。

来て頂けた方には、充ち満ちたエネルギーをお届けすることを演奏者一同、お約束いたします!ぜひ、地域を盛り上げるため、多くの皆様のご来場お待ち申し上げます。

運営体制・運営チーム
  • 企画運営委員会:NPO法人 富神ネット、宇土太鼓文化研究所
  • 発起人:西田アイマス・高田大介
  • 舞台設営:太鼓芸能集団「紬衣」
  • 音響:宮本ゆうき
  • その他運営:美里町有志ボランティアチーム
出演者
  • 太鼓芸能集団「紬衣」
  • 本田浩平(津軽三味線)
  • 須藤 信一郎 (ピアニスト・アレンジャー)
  • 川島佑介(ドラム)
  • 萩原優(Saxophone &Flute Player / comp.arr / Producer )
  • 河田史菜(サックス)
  • 茂原知壽保(尺八)

県内のニュース(熊本日日新聞より)

50年前の思い出 “開封” 天草市旧深海小 タイムカプセル取り出す

50年前の思い出"開封" 天草市旧深海小 タイムカプセル取り出す

旧深海小(天草市深海町)の卒業生らが15日、50年前に同小の記念碑の中に収めたタイムカプセルを開封した。熊本県内外から集まった約150人は、思い出の品々を前に、昔話に花を咲かせた。

タイムカプセルは、創立100周年だった1974年、50年後の開封を見据えて全校児童240人の作文や書などを格納した

https://kumanichi.com/articles/1518264

「山引き」にぎやかに 高森町の風鎮祭 造り物最高賞は「ドラゴン」

「山引き」にぎやかに 高森町の風鎮祭 造り物最高賞は「ドラゴン」

阿蘇南郷谷の夏の風物詩「風鎮祭」は最終日の17日、高森町の中心部で目玉行事の「山引き」があった。日用品のうちわや軍手でカニやカエルなどをかたどった造り物が、見物客の間を巡った。

https://kumanichi.com/articles/1519806

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