ラブくま通信 12/12号

2023年12月12日

旬感くまもと

サウナの楽しみ方も選べる時代！熊本のサウナ事情

2019年ごろから訪れた第三次サウナブーム。新型コロナウイルス感染症が5類感染症に引き下げられたことでさらに注目を集め、熊本でも新店舗が続々とオープンしています。

そんなブームの火付け役が、熊本市中央区にある「湯らっくす」。熊本地震で被災したことをキッカケに、サウナ充実の施設にリニューアル。熱波師による※アウフグースやセルフロウリュ、阿蘇の伏流水が満ちた水風呂など、温浴施設からエンターテインメント施設へと生まれ変わり、いつしか熊本だけでなく「サウナーの西の聖地」として全国からサウナーが訪れるようになったホットなスポットです。

サウナ人気が衰えない理由について、熊本を拠点に活躍するタレントでサウナアンバサダーの樫山結さんに尋ねると「健康に良いイメージがあるサウナは、“温活”にもピッタリ。さらに熊本は、温泉とサウナがセットになっている施設が多いので、ブームではなく文化として親しまれているのかもしれません」と教えてくれました。

さらに、家族湯文化が根付いている熊本。プライベートな空間でサウナを楽しむことができる施設も増えてきています。広々としたサウナ＆温泉が楽しめる大浴場派。誰にも邪魔されず、好きな温度で好きなタイミングで楽しむ貸切プライベート派。このように選択肢が増えて進化している点も、愛され続ける理由なのかもしれません。

常に一歩先を突き進む「湯らっくす」もまた、新たな試みとして男女で楽しめる劇場型サウナ「THIS IS IT」がオープン予定（2023年12月現在、ドミトリー利用のゲスト向けにプレオープン中）。音楽と照明の演出が加わった「湯らっくす」の人気熱波師・ゴリラ井上さんのアウフグースをはじめ、湯らっくすの個性豊かな※アウフギーサーたちによるショーアウフグースを体験できるというから必見です。

※アウフグース
サウナ室内でロウリュ（熱せられた石に水をかけて蒸気を発生させること）をした後、タオルなどを振り回し、蒸気を拡散させること。

※アウフギーサー
アウフグースの際、タオルなどを振り回し、サウナ客に熱風を送る人のこと。熱波師ともいう。

さらに「『ムーラン・ルージュ』のようにさまざまなクリエイターのたまごが活躍する場に」という想いから、貸し切ってサウナイベントをするのはもちろん、アートイベントや漫才などのステージイベントの開催も可能に。

アウフグース世界大会日本予選九州会場になる予定ということなので、まだまだ熊本のサウナ業界は熱々‼︎間違いなしです。

旬感トピックス

サウナアンバサダー・樫山結さんがおすすめするサウナ2選！

［熊本市中央区］joka SAUNA （ジョーカサウナ）

ソロサウナを城下町で実現！

サウナーの中には、自分のペースでサウナを楽しみたい人も多いはず。ところが、ソロでサウナを楽しむ場合、貸切サウナは少々敷居が高い…と思いませんか？そこで樫山さんが教えてくれたのが、2023年7月にオープンした「joka SAUNA」。1名で利用できるサウナ室があり、60分3,300円で利用可能。朝6時から開いていることから、仕事前にサウナを楽しんで出勤！なんてこともできる施設です。

貸切だからこそ叶うサウナ室の温度は、フロントに伝えると100℃まで変更でき、地下水を利用した水風呂は、鉄分を含むそうで、まるで冷泉に入っているような感覚に。セルフロウリュで使うアロマ水も、約6種からセレクトできます。

「サウナ室には天然石が置いてあり、心身共に浄化（ジョーカ）されそう。屋上にある共有の外気浴スペースからは、城下町の景色を望むこともできます。1階のヘアサロンが運営しているので、サウナ後にトリートメントを予約すれば、ご褒美の時間になること間違いなしですよ」と樫山さん。

2階には、こだわりの鶏料理が味わえる食事処「矢部野ファーム新町店」もあるので、サ飯も一緒に楽しんではいかが？

所在地：熊本県熊本市中央区新町4-1-9橋口ビル3・4F
https://joka-sauna.jp

［阿蘇郡南阿蘇村］ホテルグリーンピア南阿蘇

阿蘇の絶景でととのい倍増！

熊本に数多くある温泉施設の中でも、絶景×温泉が楽しめ、さらにサウナまで満喫できるスポットは稀少です。温泉ソムリエアンバサダーでもある樫山さんが「泉質の良さはもちろん、サウナ＆水風呂後に味わう“阿蘇の絶景ととのい”はここだけかも！」とおすすめするのは「ホテルグリーンピア南阿蘇」。阿蘇五岳を望みながら、開放感の中で外気浴が楽しめるという、なんとも贅沢な時間を過ごすことができます。