ラブくま通信 2/28号 – 移住情報

玉川正和さん・歩惟さん/宇土市在住
目次

「ラブくま」移住者紹介/玉川夫妻

ありのままの自分たちを受け入れてくれる。地域の人々の温かさが心地良いんです。

玉川正和さん・歩惟さん/宇土市在住
玉川正和さん・歩惟さん/宇土市在住

東京から宇土へ。導かれるままに移住

「日本の夕陽百選」にも選定された絶景スポット「御輿来(おこしき)海岸」のある宇土市下網田町。お互いに関東圏に住んでいた玉川正和さん・歩惟さん夫婦がこの町に移住したのは、結婚前の2019年のこと。まず歩惟さんが先に宇土市へ移り住みました。

「日本の夕陽百選」にも選定された絶景スポット「御輿来(おこしき)海岸」
「日本の夕陽百選」にも選定された絶景スポット「御輿来(おこしき)海岸」

「東京の生活に疲れていた時で、移住先を検討する中で『自然豊かな場所で暮らすのもいいな』と思い、友人が網田地区に移住するのをきっかけとして同じ網田地区への移住を決意しました」と話す歩惟さん。宇土市の空き家バンクを通じて、網田地区にある5LDKの家を借りることに。ペット飼育が可能で駅からも比較的近い場所だったことが決め手になりました。その歩惟さんの引っ越しを、当時友人だった正和さんが手伝ったことから交際に発展。1週間後には正和さんも東京から移住し、2人での生活がスタートしました。

イラストレーターとして活躍する正和さんは、「私も妻も、自然が身近にある環境で育ったこともあり、仕事もインターネット環境さえあれば、どこでもできるので宇土市への移住に抵抗はありませんでした」と話します。

その言葉通り、現在も東京を中心としたクライアントからの依頼を受け、在宅で仕事をしています。また、週3回程度、知人のピーマン農家の収穫を手伝うことも。「本業ではあまり体を動かさないため、農作業がいい気分転換になっています。東京に住んでいた頃より元気になった気がします」と正和さん。歩惟さんも、熊本県内最古の木造駅舎が残る網田駅舎内のカフェ「網田レトロ館」で働きながら、時折、正和さんの仕事やピーマン収穫の手伝いなどもしています。

イラストレーターの正和さんは「えのみちプロダクション」の屋号で、愛用の着物を着て仕事に励みます
イラストレーターの正和さんは「えのみちプロダクション」の屋号で、愛用の着物を着て仕事に励みます
主に雑誌や教科書などの表紙絵や挿絵を手掛ける正和さん。人や動物など、幅広いイラストを描いています
主に雑誌や教科書などの表紙絵や挿絵を手掛ける正和さん。人や動物など、幅広いイラストを描いています

人とのつながりを大切に暮らしていく

「『やれることをやる』が私たちのモットー。日頃から地域の方々にとても良くしてもらっています」と口を揃える2人。2021年に結婚後、地区の行事や会合などにも積極的に参加。時には地域の課題解決のためのワークショップや会議にも顔を出し、移住者の立場から意見を述べ、地域の人々との交流を深めています。

「地区内を少し歩くだけで、『元気にしとるね?』『野菜持ってきたぞ』などと声を掛けて、世話を焼いてくれるのが何よりうれしい」と歩惟さん。地域にも溶け込んでいます。「背伸びせず、無理せず暮らせて、ありのままの自分たちでいられるのが心地良い」と、柔らかな笑顔を見せる2人。

東京に比べ家賃が安い宇土市では、低価格で戸建て住宅を借りられる上、生活費も抑えられるので、家計にやさしく、精神的にも穏やかに過ごせるといいます。「2人とも、どちらかというと家にこもりがちなのですが、地域の皆さんの温かさに支えられながら生活できています。今後も、人との出会いから生まれる“つながり”を大切に、楽しく過ごしていきたい」と正和さん。網田地区での暮らしを通じて、2人はこれからも人との縁を紡いでいきます。

築60年以上の庭付き古民家に住む玉川夫妻。困ったことがあれば、すぐに大家さんが来てくれるので安心だとか
築60年以上の庭付き古民家に住む玉川夫妻。困ったことがあれば、すぐに大家さんが来てくれるので安心だとか
歩惟さんが働く駅カフェ「網田レトロ館」は、土日祝のランチ限定でオープンしています
歩惟さんが働く駅カフェ「網田レトロ館」は、土日祝のランチ限定でオープンしています
よかったらシェアしてね!
目次