ラブくま通信 3/28号 – 移住情報

松下元気さん・彩加さん/玉名郡和水町在住
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「ラブくま」移住者紹介/松下さん夫妻

地域の人に温かく見守られながら子育てできる環境が気に入っています。

松下元気さん・彩加さん/玉名郡和水町在住
松下元気さん・彩加さん/玉名郡和水町在住

地域おこし協力隊として和水町に移住

松下さん夫妻が玉名郡和水町に移住したのは、2018年9月。和水町が、同町出身で「日本のマラソンの父」と呼ばれる金栗四三が翌年の大河ドラマの主人公の一人として取り上げられるのを機に、町のPRを務める地域おこし協力隊を募集しているのを知ったことがきっかけでした。

元気さんは北海道出身で、沖縄県の大学に進学し、同じ学部の同級生で玉名市出身の彩加さんと出会いました。大学時代は、バンド活動に熱中。同県で開催されたバンドコンテストで優勝し、卒業後はプロを目指し活動拠点を東京に移しました。沖縄で教師をしていた彩加さんも2014年に上京し、2017年に結婚後、長女が生まれました。

2人とも自然豊な地域で育ったことから、長女が生まれたのをきっかけに「子育てするなら田舎で」と移住を検討。そんな時に、和水町の地域おこし協力隊募集記事を目にし、同町に移住しました。元気さんは協力隊員として、SNSやYouTubeを活用した町の情報発信やイベント企画などを実施。その活動を通じて町の人との接点もでき、「すんなりと地域にも溶け込めた」と言います。さらに、「温泉も近くにあるし、水も美味しい。車さえあれば買い物にも不自由しないし、高速のインターも近いので遠方へのアクセスにも便利な場所です」と、暮らしやすさを実感しています。

一男二女、3人の子どもたちとの田舎暮らしを満喫している松下さん一家
一男二女、3人の子どもたちとの田舎暮らしを満喫している松下さん一家
地域おこし協力隊として移住時に、町が用意してくれた3DKの一軒家に居住。家賃も1万5千円とリーズナブル
地域おこし協力隊として移住時に、町が用意してくれた3DKの一軒家に居住。家賃も1万5千円とリーズナブル

少しでも子育てしやすい町へ

一方、妻・彩加さんは、子育てする上で戸惑いを感じたこともあったそう。「移住した当初は、地域の子育てネットワークにも入りにくかった」と振り返ります。その経験を踏まえ、同じような思いをする人を減らそうと、「和水次世代応援隊」の一員として活動。メンバーとともに、子育て家庭の親子の居場所作りを目的にした「子育てほっとROOM」を開設しました。定期的に座談会や相談会などを行うほか、楽しみながら子育てできる取り組みを企画しています。元気さんも同団体の一員として、年齢に関係なく食事を囲める場「みんなの食堂」を運営。町の人々の協力を得ながら、弁当配布やフードパントリーなどを行っています。

元気さんは、協力隊としての活動が終了した2020年から同町の林業会社に就職。「林業界全体に影響を与えられるよう貢献したい」との思いから、広報担当として情報発信を担い、YouTube動画の配信を中心とした仕事に取り組んでいます。「地域の人たちが見守ってくれている雰囲気があり、落ち着いて子育てができます。これからも夫婦で協力し合いながら、歩んでいきたい」と元気さん。和水町での夫婦と3人の子どもたちとの暮らしは、これからも続いていきます。

彩加さんが携わる「子育てほっとROOM」では、時に自宅に参加者を招き、団らんしながらイベントを楽しんでいます
彩加さんが携わる「子育てほっとROOM」では、時に自宅に参加者を招き、団らんしながらイベントを楽しんでいます
元気さんは会社のYouTubeチャンネル「HEY!HEY!HO!Channel」で特殊伐採や林業の世界についての動画を毎週配信中
元気さんは会社のYouTubeチャンネル「HEY!HEY!HO!Channel」で特殊伐採や林業の世界についての動画を毎週配信中
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