旬感くまもと
いますぐ、行きたい話題の図書館
どんよりした天気が続く梅雨の時期は、お出かけするのも面倒に感じてしまいがち。特に旅先で雨になってしまうと過ごし方を悩む人も多いですよね? でも、熊本にはそんな悩みを解消してくれる魅力的な図書館があります。本を読みたい人はもちろん、プラスアルファの楽しみを求める人や家族連れも満足できる、特長的な図書館3カ所をご紹介します!
建築家・安藤忠雄氏が設計、建築 「こども本の森 熊本」




今年4月に熊本市にオープンした「こども本の森 熊本」は、世界的建築家・安藤忠雄氏が「未来を担う子どもたちに、感性や想像力を育んでもらいたい。人生を豊かにする一冊と出会ってほしい」との思いで設計、建築し、熊本県に寄贈した図書館。足を踏み入れた瞬間に圧倒されるのが、天井まで吹き抜けの壁面にずらりと並ぶ絵本で、ゆるやかな曲線を描く長い館内には、約1万冊の児童書などが子どもの興味に合わせたテーマごとに並びます。「子どもに自由に過ごしてほしい」と、階段下や本棚の間などいろいろな場所におこもりできるスペースが設けられ、大人も遊び心をくすぐられます。さらに、水前寺江津湖公園と直結するテラススペースで自然を感じながら本を読むことも。現在は子どもたちが本とじっくり向き合えるよう人数制限(予約優先)が設けられ、各回50名限定の90~100分で入れ替え制となっています。※予約日の14日前からホームページで受付。事前予約枠30名、予約なし枠20名。
開館時間 | 9時30分~17時(入館は(1)9時30分(2)11時30分(3)13時30分(4)15時30分の4回) |
---|---|
休館日 | 火曜日ほか |
入館料 | 無料 |
お問い合わせ | 096-240-1500 |
ホームページ | https://kodomohonnomori.kumamoto.jp |
アートとの融合で知的好奇心を刺激「不知火美術館・図書館」

オープンラウンジには居心地の良いソファやテーブルが配置され、館内のカフェで購入した飲み物を楽しみながら読書する…そんな「図書館」の既成概念を覆す自由でオシャレな空間が広がるのが、宇城市の「不知火美術館・図書館」です。2022年4月にリニューアルオープンした複合文化施設で、「誰もが創造性を育み 発揮する美術館・図書館」とのコンセプト通り、アートな空間と美術を絡めた様々な取り組みに知的好奇心が刺激されます。絵本や知育玩具を集めた「こども絵本のいえ」や、フリーWi-Fiや全席電源を配した学習スペース、開放感たっぷりの芝生広場も完備。併設した美術館では地元出身の「マナブ間部」氏をはじめとする熊本ゆかりの芸術家の作品を収蔵しているほか、企画展やイベント、ワークショップも行われるので、HPまたは公式LINEをチェックして来館してください。


開館時間 | 図書館9時~21時 ※こども絵本のいえは9時~18時(美術館9時~18時 ※土曜日のみ21時) |
---|---|
休館日 | なし ※展示室は展示入替日およびメンテナンス日に閉室 |
入館料 | 図書館:無料 美術館:入場料は展示によって異なります |
お問い合わせ | 図書館 0964-32-6211 美術館 0964-32-6222 |
ホームページ | https://www.museum-library-uki.jp |
懐かしい作品から最新作まで「合志マンガミュージアム」

「大好きなマンガに囲まれて一日中過ごしたい!」。子どもの頃、誰しも憧れた夢を実現できる場所が、マンガに特化した熊本初の図書館として2017年7月に合志市にオープンした「合志マンガミュージアム」です。1960年代の古い作品から最新の漫画まで約60,000冊の蔵書の中から常時約20,000冊を公開。子どもはもちろん、休日になれば大人のマンガファンで賑わいます。館内には熊本の建材で作られたキューブ状の読書スペースが配置された閲覧コーナーがあり、マンガに関する貴重な資料やマンガ家のサイン、マンガ雑誌を展示したコーナーも。館長が忍者研究者、副館長が妖怪研究者であるため、忍者マンガや妖怪マンガのコレクションが特に充実。定期的にマンガに関する講座やトークショー、ワークショップが開催されるなど、イベントも充実しています。


開館時間 | 10時~18時 |
---|---|
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日)、毎月末日(土・日・祝を除く)、年末年始 |
入館料 | 大人・大学生300円、中学・高校生100円、小学生以下無料 ※1日入場券は当日に限り再入場可能 |
お問い合わせ | 096-273-6766 |
ホームページ | https://koshi-mm.com/ |