ラブくま通信 3/14号 – 熊本の魅力情報

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旬感くまもと

世界と地域にひらかれた空港へ

阿蘇くまもと空港の新旅客ターミナルビル

「阿蘇くまもと空港」の新旅客ターミナルビルが2023年3月23日(木)にグランドオープンします。甚大な被害を受けた熊本地震から7年。「世界と地域にひらかれた九州セントラルゲートウェイ」をテーマにした施設は、高いエンターテインメント性と最新の機能性を兼ね備えた新たな熊本の顔として開業します。

搭乗間際までショッピングやグルメを堪能

新旅客ターミナルビル 搭乗待合エリア

新旅客ターミナルビルで注目したいのが、搭乗待合エリアです。以前は保安検査の時間を気にしながら買い物や食事を済ませていましたが、新たな搭乗待合エリアは保安検査後となるため、搭乗時間ぎりぎりまで食事やショッピングを楽しめます。

小国杉などの県産材をふんだんに使用したデザイン性の高い空間には、熊本や九州の逸品を提供する計29店舗がラインナップ。搭乗待合エリアのフードコートには、阿蘇のあか牛丼が人気の「あか牛食堂よかよか」や、天草の魚介類を使った寿司や海鮮丼が楽しめる「鮨 福伸」、産直のこだわり卵を使う「コッコファーム」などが出店。食物販エリアには、辛子蓮根の「おだ商店」や、馬刺しの名店「菅乃屋」など。さらに、お土産店には、熊本の銘菓を扱う「あそ~ら」や、総合土産店「旬彩館」などに加え、知る人ぞ知る熊本のニッチなお土産や一点ものを揃える「MIYABIクマモトマーケット」、阿蘇市在住のデザイナーが手掛けるシャツブランド「gogaku」など、魅力的な商品がずらりと並びます。

最先端の設備で安全、安心、快適を提供

新旅客ターミナルビル

今回のリニューアルのきっかけが熊本地震ということもあり、新旅客ターミナルビルは有事の際に利用者が安全、安心に過ごせる機能性も大きなテーマとなりました。繰り返し発生する大地震にも耐える構造で、災害時でも電源、通信、上下水道などのライフラインを確保。また、新型コロナウイルス感染症対策として、利用者が密状態になることを避ける旅客動態管理システム(=PFM)の導入や、空調設備に室内のウイルスを低減させる抗菌仕様のフィルターを採用するなど、利用者の安全・安心を守る様々な対策が取られています。

さらに、搭乗手続きには時間短縮を図る「ファストトラベル」を推進する最新機器を採用。チェックインや手荷物預け入れなどがスピードアップし、利便性も大幅に向上します。また、「2050年カーボンニュートラルの実現」に向けて脱炭素を目指すなど、環境問題への取り組みにも積極的です。

空港利用者、地域の人ともに楽しめる場所に

「空港周辺は、TSMC社をはじめとする企業の進出や、東海大学新キャンパスの開校などが控えており、その中核となる空港としての役割は今後ますます重要になっていくと思います」と熊本国際空港株式会社の新原社長。「地域の方にもぜひ遊びに来て頂きたい。整備中のにぎわい広場も含め、県民の方と一緒に空港周辺の環境を作っていきたい」と抱負を語ります。熊本県が掲げる「創造的復興」の大きなシンボルとなる新旅客ターミナルビル。国内外の利用客と地域の人が集う、活気あふれる空間になるのは間違いありません。

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