ラブくま通信 10/10号

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旬感くまもと

賑わい戻る八代。秋の二大イベントでさらに沸く

国際クルーズ船の受入れ拠点として整備され、2020年3月に完成した「くまモンポート八代」。しかし、世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大し、期待されていたインバウンドの動きは一時停止状態に陥りました。

それから3年が経った今年4月、完成後初となる国際クルーズ船「クイーン・エリザベス号」の寄港を皮切りに、今年9月までに13隻が寄港。10月にもすでに1隻寄港し、県南発展の拠点としてさらに期待が高まっています。

圧巻! 夜空を彩る14,000発の花火

毎年心待ちにしているファンも多い「やつしろ全国花火競技大会」。第36回となる今年は10月21日(土)に開催が予定されています。全国から花火業者30社が集結し腕を競うこの大会は、それぞれの個性が光る花火の美しさに加え、目の前で上がる14,000発という圧倒的なボリューム感も人気の理由です。2020年は豪雨被害により、また2021年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止となり、3年ぶりに開催された昨年は県内外から約20万人が来場しました。「地元の人にとっても花火大会は楽しみであり自慢です。来てくださる皆さんの思い出に残るものになるよう願っています」。そう語るのは、八代市経済文化交流部イベント推進課の松本さん。フォトコンテストも予定されているので、自慢の作品を応募してみてはいかがでしょうか。

歴史に思いを馳せる八代妙見祭

日本三大妙見に数えられる八代妙見祭が今年も11月23日(木・祝)に開催されます。八代妙見祭は八代神社(妙見宮)の祭りで、390年近い歴史を誇ります。獅子舞(ししまい)・笠鉾(かさぼこ)・亀蛇(きだ、通称ガメ)・飾馬(かざりうま)など、約40の出し物からなる神幸行列は全長1500mにもおよび、八代市内を豪快に練り歩く様子は壮観です。その姿は、江戸時代からの様式をしっかり残しており、2011年に国の重要無形民俗文化財に指定、2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。まさに、日本を代表する祭礼行事のひとつで、八代地域の宝です。2020、2021年はコロナ禍により神幸行列が中止となり、昨年は3年ぶりに開催されましたが、感染防止対策として遠方からの誘客を控え、参加者はマスクの着用が義務付けられるなど、通常の祭りとは異なる雰囲気での開催となりました。「今年こそは、本当の意味でコロナ禍を乗り越え、観客と参加者が一体となって盛り上がる妙見祭を取り戻せることを切に願っています」と語るのは、八代市経済文化交流部文化振興課の宮﨑さん。前夜祭となる22日は本町アーケードにて獅子舞・笠鉾・亀蛇などの出し物が勢揃いする“御夜”も開催されます。泊りがけで祭りを満喫するのもお薦めです。

くまモンポートでさらに開かれた八代市へ

9月28日(土)には3年半遅れで「くまモンポート八代」の完成記念式典が行われ、いよいよ本格稼働。今後はアジアをメインとして多くのお客様を迎えることになります。また、ターミナルの周りには観光客向けの施設のほか、地域住民の憩いの場としてくまモンをテーマとした公園が完備されています。

イベントや話題のスポットで、おもてなしの準備がすっかり整った八代市。ぜひ家族やお友だちを誘って遊びに出かけましょう。

くまモンポート八代
https://kumamonport8246.com/

やつしろ全国花火競技大会
2023年10月21日(土)
https://www.kinasse-yatsushiro.jp/hanabi/

八代妙見祭
2023年11月23日(木・祝)
https://myouken.com/

※花火大会、妙見祭ともに当日は駐車場スペースに限りがあるため、公共交通機関でお越しください。各ホームページにてシャトルバスの運行予定を確認できます。

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