ラブくま通信 2/14号

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旬感くまもと

地元の生活を支えるインフラから観光資源へと変貌を遂げた球磨川下り

球磨郡水上村を源流に、熊本県南に広がる人吉盆地を横断。深い山の間を急流となって進み、やがて八代海に至る球磨川は、川辺川をはじめとする幾つもの支流が流れ込む日本三大急流の一つです。

この球磨川を渡る舟は、道路や鉄道が整備されるまでは上流の奥球磨で伐採された木材を下流地域まで運んだり、参勤交代の足となったり、向こう岸まで渡る人々の橋替わりになったりと、地域の生活に無くてはならない存在でしたが、時代とともにいくつもの橋が架けられ、運搬手段は列車や車へと代わっていきました。

こうした時代の変化に対応し、球磨川を渡る舟は、川面から街並みや人吉城址を眺め、時には激しい急流をスリル満点に楽しむ、人吉球磨地域を代表する観光レジャー「球磨川下り」へと変貌を遂げていきました。舟に向かって川岸から地元の人が手を振り、お客さんが振り返す、そんな光景も人吉市の風物詩の一つです。

人吉球磨地域を代表する観光レジャー 球磨川下り

水害により運航停止を余儀なくされるも再開、そしてさらに魅力的な観光資源へ進化

令和2年7月4日。数日前から降り続いた雨は未明には県南部を中心に1時間に110ミリから120ミリ以上の大雨に。大量の雨水が土砂を伴って支流へと流れ、濁流となった球磨川はついに決壊。人吉市街地をはじめ、県内各地に甚大な被害をもたらしました。

球磨川下りを運航していた「球磨川くだり株式会社」も床上1.5メートルの浸水被害を受けました。事務所や店舗は泥まみれとなり、所有していた舟12艇は傷つきボロボロの姿で道路などで発見されました。

人吉市街地をはじめ、県内各地に甚大な被害をもたらしました
事務所や店舗は泥まみれとなり、所有していた舟12艇は傷つきボロボロの姿で道路などで発見されました

誰もが茫然自失となる中、「社員の気持ちの切り替えは早かった」とスタッフの藤山さんは当時を振り返ります。「球磨川くだりは人吉の光。自分たちが復興することで人吉市や球磨地域、被災された皆さんの希望になりたい」とすぐに復旧に取り掛かりました。コロナ禍でボランティアも足りない中、県内外の企業や有志の助けもあり、一ヶ月もかからず片付けが完了。そこから急ピッチでリニューアルの準備が進み、水害から1年後の令和3年7月、球磨川下りの「発船場」は、川下りはもちろん、ツアーデスクやカフェ、ショップを備えた「HASSENBA」という名の新しい複合施設に生まれ変わりました。

HASSENBA
ツアーデスクやカフェ、ショップを備えた「HASSENBA」

現在はまだ水害の影響で川底に土砂が堆積しているため、従来の球磨川下りはお休みし、HASSENBAから対岸の人吉城址を船頭さんの説明付きで30分程度遊覧する「梅花の渡し」のみを運航中。「球磨川下りは人吉市の観光の大切な資源。復活した姿を見た時は言葉にならないほど感動しました」と語るのは、球磨川を臨む観光ホテル「あゆの里」の女将・有村政代さん。「お客様には必ず球磨川下りをご案内します。気に入ってリピートされる方も多いです。もっと多くの方に来ていただくために、私たちも人吉のPRを頑張らなくては」と川を眺めながら目を細めます。

掘削作業を経て、本格的な球磨川下り「清流復興コース」は今年春の再開を目指しています。また、同社では屋形船やレンタサイクル、ガイド付きのサイクリングツアー、ラフティングなどのアクティビティも提供中。さらに、地元飲食店での料理教室やアウトドアイベントを含めたロングライドなど様々な構想があり、今後も魅力的な人吉の旅を提案してくれそうです。

レンタサイクル、ガイド付きのサイクリングツアー
ガイド付きのサイクリングツアー

旬感トピックス(1)

こたつ舟

寒い冬でも球磨川下りを楽しめる嬉しいサービスが、12~2月限定の「こたつ舟」。乗船の1時間前からスタッフが炭に火を入れ、こたつをポカポカにして迎えてくれます。「寒さを覚悟して来たらまさかこたつがあったとは!」と大喜びされるお客さんも少なくないそう。1名から運航され上限は12名。ツアーでの訪問も多いので早めの予約がおすすめです。上半身は寒くても足元は温かという露天風呂のような気分を味わえる、この季節だけの何とも粋な遊びを楽しんでみませんか。

寒い冬でも球磨川下りを楽しめる嬉しいサービスが、12~2月限定の「こたつ舟」

問い合わせ

Tel.0966-22-5555(球磨川くだり株式会社)

旬感トピックス(2)

人吉球磨のひなまつり

今年で25年を数える人吉球磨の「ひなまつり」。まだ寒さの残る九州の奥山に、春の兆しを告げる季節がやってまいりました。2月3日を皮切りに、毎週日曜日、人吉球磨地域を構成する10の市町村がそれぞれの色でイベントを行います。

さまざまな景観や歴史が特色豊かに残る人吉球磨。日本遺産にも認定された相良700年の文化と歴史は今でもこの地域に深く根付いて様々な彩りを発しています。文豪司馬遼太郎も評した「日本一豊かな隠れ里」に春を訪ねてみませんか。

人吉球磨の「ひなまつり」
ひなまつり

問い合わせ

Tel.0966-38-3200(人吉球磨ひなまつり実行委員会事務局(錦まち観光協会内))

移住イベント

熊本県移住イベント「くまもとに住む、くまもとで働く。」

開催日時:2月19日(日)12:00~14:30
会場:ふるさと回帰支援センター セミナールームC・D(東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館8階)
参加費:無料
お申し込み:熊本県移住定住ポータルサイト「KUMAMOTO LIFE」のイベント申し込みフォームから参加登録をお願いします。

詳細は熊本県移住定住ポータルサイトをご覧ください。

県内のニュース

空飛ぶ!? くまモン 新作動画、8日からネット公開
サイバーエージェント制作、熊本の新たな魅力PR

熊本県は、熊本地震や熊本豪雨からの復興が進む県内各地の新たな魅力を届ける新作動画「くまモン、帰省中。」を2月8日からインターネット上で公開すると発表しました

熊本県は、熊本地震や熊本豪雨からの復興が進む県内各地の新たな魅力を届ける新作動画「くまモン、帰省中。」を2月8日からインターネット上で公開すると発表しました。
https://kumanichi.com/articles/936476

争奪戦覚悟…限定版「和栗」ブラックモンブラン再び
熊本県山鹿市の7施設で11日発売

2021年10月に山鹿市の物産館で発売し、人気沸騰で争奪戦になった地元和栗を用いた限定版アイス「ブラックモンブラン」が2月11日に再発売されます

2021年10月に山鹿市の物産館で発売し、人気沸騰で争奪戦になった地元和栗を用いた限定版アイス「ブラックモンブラン」が2月11日に再発売されます。前回はわずか3日間で約2万本を完売したため、今回は4万本を用意します。
https://kumanichi.com/articles/941619

(熊本日日新聞より)

ふるさと納税オススメ返礼品

県産栗渋皮煮(山江村)

クリ本来の甘み味わって

村全体で特産のクリをPRする山江村。クリ加工品を製造販売する「やまえ堂」の「県産栗渋皮煮(1個250グラム、2個)」(寄付額1万千円以上)が人気です。村で収穫された「やまえ栗」や人吉球磨産のクリを使用。クリ本来の甘みを味わってほしいと、渋皮煮は甘さ控えめに仕上げています。同社の中竹隆博社長(55)は「使用するクリは大きくて実がつまっており、糖度も高い。丁寧に育てられていて、品質が良い」と太鼓判を押します。
中竹さんはもともと電機関係の会社を経営していましたが、世界的不況となった10年ほど前、村の特産品を盛り上げようと同社を立ち上げました。食品関係については素人だったため、渋皮煮の試作品第1号は「近所のおばちゃん」に作ってもらい、試行錯誤しながら現在も、その味を受け継いでいるといいます。「どこか懐かしさのある渋皮煮を味わって、やまえ栗のおいしさを知ってほしい」

https://www.furusato-tax.jp/product/detail/43203/4488854

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