旬感くまもと
今しか体験できない天草へ


天草と言えば太陽が輝く夏の海をイメージする人が多いかもしれません。しかし、冬の今しか見られない、食べられない魅力的なコンテンツがたくさんあることをご存知ですか? まだ知らない天草に触れる旅に今すぐ出かけましょう。
「この時期に見て頂きたいのが冬限定の景色です」と語るのは、天草宝島観光協会の事務局次長の古川さん。その一つが、海から立ち上る霧の中に浮かぶ﨑津教会です。特に冷え込んだ早朝にだけ見られる白い霧は「気嵐(けあらし)」と呼ばれ、海水と冷たい空気が触れることで起こる自然現象です。まるで映画のワンシーンのような幻想的な風景を見るには、集落の入り口にある﨑津諏訪神社の境内からがお薦めです。

また、古川さんイチ押しが、「マリア像の夕日」。天草下島の西海岸に位置する﨑津教会の近くに、海に向かって建つ「マリア像」があります。このマリア像は、1974年に地元のキリスト教徒たちが建立したもので、高さ約3メートルもあり、海の道しるべとして、また漁師たちの信仰の象徴として親しまれています。毎年10月から3月頃までは、夕陽の方向とマリア像が重なるため、夕陽が沈む頃になると、展望デッキなどに人々が集まり、その神々しい光景に胸を熱くします。撮影をしたい人は天草漁協﨑津支所に近い防波堤からがお薦めとか。ベンチやテーブルが設置されているので、ゆっくりと夕日を眺めることができます。

また、天草最南端の港·牛深港を見下ろす遠見山の山頂にある「花遠見山すいせん公園」では、約45万株の日本水仙と19種類5万本の西洋種のスイセンが咲き誇ります。日本水仙は、12月中旬から2月中旬頃、西洋種のスイセンは、2月下旬から3月下旬頃が見頃で、白や黄色、ピンクなど、カラフルに咲き誇り、ひと足早い春の訪れを感じられるスポットです。
グルメフェア「#天草大王と車えび」開催中


天草市で毎年12月から2月まで開催されているのが人気のグルメフェア「#天草大王と車えび」という、天草を代表するふたつの食材を堪能できるイベントです。天草大王は適度な脂とコク、ジューシーな肉質、車えびは天草が国内養殖発祥の地であり、ぷりぷりの身と甘みが特徴です。このフェアでは、天草市内の飲食店13軒と宿泊施設7軒が参加し、天草大王と車えびを使ったさまざまなメニューを提供しています。車えびの踊り食いや天ぷら、天草大王の朴葉焼きやサラダなど、店舗ごとに趣向を凝らした料理が楽しめます。天草二大食材を使った限定メニューが味わえるのも残りわずか!フェア期間中は、抽選で天草大王や車えびが当たるキャンペーンも実施されているので、今すぐ天草へ!
開催期間:2023年12月1日~2024年2月29日
開催場所:天草市内の飲食店13軒と宿泊施設7軒
ホームページ:https://www.t-island.jp/blog/24496
見どころ満載の恐竜博物館がリニューアルオープン!

2024年3月20日にリニューアルオープンする「天草市立御所浦恐竜の島博物館」は、熊本県天草市御所浦町にある「天草1億年の大地の記録を学べる博物館」です。新たな博物館では、天草で発見された恐竜の歯の実物化石をはじめ、全長13メートルのティラノサウルスの全身骨格標本などが展示されます。また、天草諸島の地形の成り立ちや、現代の天草の自然の豊かさを見て、学んで、楽しむことができます。また、博物館から徒歩5分の場所では化石採集体験も可能。古代に思いを馳せる貴重な時間を満喫してください。
場所:熊本県天草市御所浦町御所浦4310-5
開館日:2024年3月20日(水・祝)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝休日の場合は翌平日)、年末年始(12月30日~1月1日)
観覧料:大人500円、大学生・高校生300円、小・中学生200円(団体割引等あり)
ホームページ:https://goshouramuseum.jp/